ADB : Androidのタッチイベントを取得してみた
はじめに
スマートフォンでユーザがどこをタッチしたのかのログデータを取得したい人に朗報です。Android端末ならそれができます。それを実現するのが「ADBコマンド」です。
環境設定
準備
今回の記事ではADBコマンドを使います。ADBコマンドを導入する方法をざっくり言うと以下の通りです。
詳しくは「windowsでadbコマンドを使えるようにする方法」を参照してください。
ADBコマンド
今回扱うコマンドは以下の通りです。これをコマンドプロンプトに入力してください。
1. adb devices
PCに接続されてるデバイスが表示されます。
2. adb shell getevent
タップした座標やどれくらいの強さでタップしたかを取得し、そのデータをリアルタイムで返してくれる。
ちなみに何の結果が帰ってきているかは以下の表の通りです。
TouchContext: タッチ操作の挙動分析に基づく 人のコンテキスト認識 より引用
ちなみに「adb shell getevent -tl」で見やすい形でデータが帰ってきます。
3. adb shell getevent>hoge.txt
先ほどのコマンドに「>hode.txt」とつけると、今までコマンドプロンプトに表示されていたデータがhoge.txtに書き込まれます。そのときデータはコマンドプロンプトには表示されなくなります。
応用例
Processingという言語と組み合わせてタッチイベントの可視化を試みました。